緑とオレンジのツートンカラーを湘南色と称するのは「神奈川県西部や静岡県地方特産のミカンとお茶にちなんだもの」という説明は後付けのものらしい。由来はともあれ、静岡を走る車両が纏うカラーにこれほど似つかわしい称号はない。
でも、この時期、この路線限定ではあるが、パーシモン(柿)カラーと呼ぶ方が似つかわしく思えることもある。

Photo:19年10月26日(土)天浜線 敷地-豊岡
- 2019/10/29(火) 00:22:51|
- 待避線18番(てんはません)
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柿の語源は赤い実のなる木、「赤木(アカキ)」のアが省略されて「カキ」と呼ばれるようになったという。
稲刈りが終わると天浜線沿線では柿の収穫が始まる。その中心は森町で、次郎柿発祥の地として知られている。今から170年程前、この地に住んでいた松本次郎吉氏が、太田川の堤防が決壊した時に流れてきた柿の木を拾って植えたのが始まりとされている。その木は成長したものの美味しい実をつけず、火事で燃えてしまった。翌春、苗が発芽し数年後に再び実をつけたところ、最高の味になっていた。柿は松本次郎吉氏の名前を採って「次郎柿」と名付けられ原木は現存している。明治天皇が静岡に来られた際に献上され、以後100年にわたって代々の天皇へ献上されている。
洪水と火事が次郎柿を産み育てたという来歴を知ると、昨今、列島各地をみまう災禍の報が重なり、豊潤な甘柿がほろ苦く思えてしまう。

Photo:19年10月26日(土)天浜線 円田-遠江一宮
- 2019/10/27(日) 07:30:52|
- 待避線18番(てんはません)
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刈り入れが済んだ田圃は束の間、緑の原に還る。

Photo:19年10月26日(土)天浜線 敷地-豊岡
- 2019/10/26(土) 20:37:34|
- 待避線18番(てんはません)
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今でこそ防霜ファンは茶畑につきものでデファクトスタンダードなお茶の里の景色になっている。春先、霜が降りると新芽がやられてしまう。それを凍霜害というが、この写真を撮った頃は特に酷く社会問題になっていた。それを機に静岡の茶園で防霜ファンの設置が進むことになる。

防霜ファンは冷え込む地表付近へ上空数mにある比較的温かい空気を送り込み、地表面の温度を上げて霜の被害を防ぐ。 霊験あらたかではないが、その効果は絶大だったようだ。
ところで静岡の天気予報に「遅霜予報(おそじもよほう)」というのがある。これは静岡地方気象台が春先から初夏にかけ静岡県内において翌朝の霜の有無を予報するもので、全国で静岡だけという。
茶畑の守護神である防霜ファンだが、それがない景色のなんとスッキリしていたことか・・・
Photo:1980年 大井川鐡道 抜里-笹間渡
- 2019/10/22(火) 01:00:42|
- 待避線14番(KAWANEZI)
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